優秀賞
RINKAKU(りんかく)
藤森 雅彦
広島工業大学 環境デザイン学科
共同制作者/谷尾 尚隆
全ての輪郭に外部環境の要素が反映される住宅は、最大限に外部の情報を読み取った、おおきい家と呼ぶことができるのではないだろうか。
ここではソリッドなガラスから住宅の機能をvoidとして様々な方向に堀削していく。ガラスを透過して内部に取り込まれる外部環境は、時間の経過に伴い様々に変化する。例えば、太陽の光を柔らかに通したり、プリズムに変化させたりしながら、内部は緩やかに光で分節されていく。また、外部環境は雨や風、朝日や夕日、大空や大自然、時には住み手自身であるかもしれない。その多大な情報を許容し、風景と時間が重なり合って空間化されるのである。
つまり、内と外が一体的であるような、内部と外部の輪郭にその両方が関係し合っているような状況に「RINKAKU」はある。私達は、このような状況にある家を、おおきい家として提案したい。
ここではソリッドなガラスから住宅の機能をvoidとして様々な方向に堀削していく。ガラスを透過して内部に取り込まれる外部環境は、時間の経過に伴い様々に変化する。例えば、太陽の光を柔らかに通したり、プリズムに変化させたりしながら、内部は緩やかに光で分節されていく。また、外部環境は雨や風、朝日や夕日、大空や大自然、時には住み手自身であるかもしれない。その多大な情報を許容し、風景と時間が重なり合って空間化されるのである。
つまり、内と外が一体的であるような、内部と外部の輪郭にその両方が関係し合っているような状況に「RINKAKU」はある。私達は、このような状況にある家を、おおきい家として提案したい。
(平成15年度)第10回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「おおきい家」
審査員:小嶋 一浩氏
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
最優秀賞 | 周防 貴之 慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 | ろうかがつくるおおきな家 | 作品 | 600 | |
優秀賞 | 藤森 雅彦 広島工業大学 環境デザイン学科 | RINKAKU(りんかく) | 作品 | 共同研究者/ 谷尾 尚隆(広島工業大学 環境デザイン学科) | 400 |
優秀賞 | 張替 那麻 東京理科大学 大学院 理工学部 | 上に大きな家-森の彫刻 | 作品 | 400 | |
優秀賞 | 青山 周平 東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 | 収納しない家 | 作品 | 共同研究者/ 雨宮 知彦 (東京大学大学院 新領域創成科学研究科環境学専攻) 小林 国弘 (東京大学大学院 新領域創成科学研究科環境学専攻) | 400 |
佳作 | 高工 芳伴 東京デザイン専門学校 建築デザイン科 | 入れない家 | 作品 | 50 | |
佳作 | 野田 真紅 東京芸術大学 大学院 美術研究科 | huge, obscure, mother, nothingness | 作品 | 共同研究者/ 福田 裕里 (フリーランス) | 50 |
佳作 | 古沢 裕子 東京都立大学 工学研究科建築学 | 境界の見えない家 | 作品 | 50 | |
佳作 | 南 俊允 東京理科大学 理工学部建築学科 | おおきいということ | 作品 | 50 | |
奨励作品 | 鈴木 清美 愛知県立芸術大学 大学院 | MIST HOUSE/霧の家 | 作品 | 図書券 | |
奨励作品 | 岡 ゆり子 建築工房K | Replaceable House | 作品 | 図書券 | |
奨励作品 | 川上 恭輔 日本大学 大学院 理工学研究科 | primitive house | 作品 | 共同研究者/ 吉川 美鈴(日本大学理工学部建築学科) | 図書券 |
奨励作品 | 小杉 嘉文 早稲田大学 理工学部建築学科 | 次の間の家 | 作品 | 共同研究者/ 岡田 朋子(早稲田大学理工学部建築学科) | 図書券 |
奨励作品 | 小川 泰輝 九州芸術工科大学 芸術工学部 環境設計学科 | 大きい家 | 作品 | 図書券 | |
合計13件 | 総額 2,000 |