佳作
痩せゆく家
田中 渉
東京大学 大学院 工学系研究科 建築学
共同制作者/虎尾 亮太

敷地には2×2mの家が三本立っている。まわりの庭はめくれ上がって、階段になり、ベランダになり、ダイニングになっている。
対立項として、家と都市を選択した。
家の役割は都市に流れ出し、いまや広い敷地に痩せゆく家が取り残されるのみである。
この2つの狭間にある庭は、どうなっていくのだろう。
生活を抱え込んでいた大きな家が、そのほとんどを放り出した。
庭はそれを受け止めて、家の代わりをすることにした。
この庭をまとった堅牢な家は、敷地に立て籠もることなく、都市と対峙する。
対立項として、家と都市を選択した。
家の役割は都市に流れ出し、いまや広い敷地に痩せゆく家が取り残されるのみである。
この2つの狭間にある庭は、どうなっていくのだろう。
生活を抱え込んでいた大きな家が、そのほとんどを放り出した。
庭はそれを受け止めて、家の代わりをすることにした。
この庭をまとった堅牢な家は、敷地に立て籠もることなく、都市と対峙する。
(平成18年度)第13回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「対比/対立のある住宅」
審査員:鈴木 了二氏 審査講評
| 賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円)  | |
| 大賞 | 北口 智浩 東京芸術大学 大学院美術研究科 建築学  | 2つの生活と、 いくつかの出来事 | 作品 | 共同制作者/ 山下 祥平 (金沢美術工芸大学大学院デザイン専攻)  | 1,000 | 
| 優秀賞 | 長谷 章臣 早稲田大学 大学院理工学研究科 建築学  | house torso | 作品 | 500 | |
| 入選 | 青木 公隆 東京大学 大学院工学研究科 建築学  | 朽ちる間 | 作品 | 共同制作者/ 坂巻 直哉 (東京理科大学大学院 工学研究科建築学専攻)  | 100 | 
| 入選 | 柴山 浩紀 東京大学 工学部都市工学科 都市計画  | 隠蔽/露呈 | 作品 | 共同制作者/ 向山 裕二 (東京大学工学部建築学科)  | 100 | 
| 入選 | 田内 徹郎 フリー  | 不確かな場所の、 確かなリズム  | 作品 | 100 | |
| 佳作 | 西村 智宏 京都大学 大学院 工学部建築学科 生活空間設計学  | 均衡を引き出す家 | 作品 | 30 | |
| 佳作 | 西川 拓 東京大学 大学院工学研究科 建築学  | 大きい私と小さい私 | 作品 | 30 | |
| 佳作 | 大西 宣彰 多摩美術大学 大学院美術研究科 環境デザイン  | あこがれの家 | 作品 | 共同制作者/ 大室 佑介 (多摩美術大学大学院 美術研究科環境デザイン)  | 30 | 
| 佳作 | 橋本 健史 横浜国立大学 工学部建設学科 建築学コース  | 密度の家 | 作品 | 共同制作者/ 辻 琢磨 (横浜国立大学 工学部建設学科建築学コース) 彌田 徹 (横浜国立大学 工学部建設学科建築学コース)  | 30 | 
| 佳作 | 曽我部 紘 早稲田大学 大学院 建築学  | 舞台・舞台裏のセメギアイ | 作品 | 共同制作者/ 宮本 将穀 (早稲田大学大学院 建築学専攻)  | 30 | 
| 佳作 | 新 雄太 東京芸術大学 大学院 美術研究科建築学  | 長針と短針の家 | 作品 | 30 | |
| 佳作 | 田中 渉 東京大学 大学院工学系研究科 建築学  | 痩せゆく家 | 作品 | 共同制作者/ 虎尾 亮太 (東京大学大学院 工学研究科建築学専攻)  | 30 | 
| 合計12件 | 総額 2,010 | ||||