佳作
力イタイユウゴウ
西 智哉
大阪大学 大学院 工学研究科 建築専攻
家族構成と家の規模は密接な関係にある。一般に家族が多ければ多いほど必要な部屋数は増し様々なスペースの大きさもより増大する。しかしながら、家族構成は時間とともに変化してゆく。子供が生まれ、住戸に多くの面積を必要とする時が来ても、やがて子供は独立し、家に求められる大きさはいずれ縮小する。
そのとき、家はその変化にどう対応できるだろうか。使われなくなった部屋、夫婦2人で住むには少し大きすぎるリビング、余った寝室。それらを外部に開放し、家の内部面積を縮小し、外部空間を拡大する。このとき、家々はその素材や構造を複雑に絡ませながら、ゆるやかに広がり、周囲と交わり複雑な境界を作っていくだろう。
そのとき、家はその変化にどう対応できるだろうか。使われなくなった部屋、夫婦2人で住むには少し大きすぎるリビング、余った寝室。それらを外部に開放し、家の内部面積を縮小し、外部空間を拡大する。このとき、家々はその素材や構造を複雑に絡ませながら、ゆるやかに広がり、周囲と交わり複雑な境界を作っていくだろう。
(平成25年度)第20回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「溶ける建築」
審査員:藤本 壮介氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
大賞 | 中川 洋輔 立命館大学大学院 理工学研究科 環境都市専攻 | Activity Palette ~坂のある街の架け橋~ | 作品 | 共同制作者/ 清水 嵩之 (京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 造形科学域 建築設計学専攻) | 1,000 |
奨励賞 | 黒川 麻衣 法政大学大学院 デザイン工学研究科 建築学専攻 | 境界線の建築 | 作品 | 300 | |
奨励賞 | 林 晃平 首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 建築学域 建築設計、計画専攻 | 巨大建築は擬態し都市へと溶け込む。 | 作品 | 300 | |
奨励賞 | 山内 翔太 神戸大学大学院工学研究科 建築学専攻 遠藤研究室修土2回 | 孔の向こうの物語 | 作品 | 300 | |
奨励賞 | 郭 寧 大阪大学 工学部 地球総合工学科 建築工学コース | 溶けない記憶、溶ける時間 | 作品 | 共同制作者/ 今井 琢也 (大阪大学 工学部 地球総合工学科) | 300 |
佳作 | 西 智哉 大阪大学大学院工学研究科 建築専攻 | 力イタイユウゴウ | 作品 | 図書カード | |
佳作 | 三木 真平 STUDIO 2A | 等高線と歪み | 作品 | 図書カード | |
佳作 | 山口 涼 東京造形大学 造形学部 デザイン学科 室内建築専攻領域 | 煙突と霧と地平線と | 作品 | 図書カード | |
佳作 | 朱 一君 千葉大学大学院 庭園デザイン専攻 | 消えた故郷 Disappeared Hometown – Ruins reborn with Plants | 作品 | 図書カード | |
佳作 | 小野 晃次郎 工学院大学 工学部 建築学科 | 道草の家 | 作品 | 図書カード | |
合計10件 | 総額 2,200 |