佳作A
万物は流転する
岸本 賢
京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 建築学専攻
移ろいゆくこの現代社会において、建築、および建築空間の役割とは何か。
二〇二〇年、東京オリンピック開催にあたり、日本に完成するはずであったひとつの建築が消えてしまった中で、建築として何を残していくことができるのだろうか。
世界的には、安全で豊かな国として認識されている日本では、資本主義経済の限界から、ひと昔前のように、安定した生活を送り続けていくことが保証される時代は終わり、少数の富裕層と多数の貧困層に分かれていく時代を迎えている。
この現代社会において、昔からあった、馴染みのある長屋のような建築に、「モノ」という建築と隣り合わせにあることに着目し、少しの工夫を加えることで、中産階級の人々はもちろんのこと、富裕層、貧困層にも希望や、親しみを憶えるようなみんなが住むことのできる住宅を提案します。
二〇二〇年、東京オリンピック開催にあたり、日本に完成するはずであったひとつの建築が消えてしまった中で、建築として何を残していくことができるのだろうか。
世界的には、安全で豊かな国として認識されている日本では、資本主義経済の限界から、ひと昔前のように、安定した生活を送り続けていくことが保証される時代は終わり、少数の富裕層と多数の貧困層に分かれていく時代を迎えている。
この現代社会において、昔からあった、馴染みのある長屋のような建築に、「モノ」という建築と隣り合わせにあることに着目し、少しの工夫を加えることで、中産階級の人々はもちろんのこと、富裕層、貧困層にも希望や、親しみを憶えるようなみんなが住むことのできる住宅を提案します。
(平成29年度)第23回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「中産階級の美学・再び」
審査員:古山 正雄氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
優秀賞 | 久恒 玄季 九州大学大学院 芸術工学府 デザインストラテジー専攻 | memento mori | 作品 | 300 | |
優秀賞 | 佐藤 康行 東京理科大学 大学院 理工学研究科 建築学専攻 | 街灯の下のピアニスト | 作品 | 300 | |
優秀賞 | 秋吉 由登 横内敏人建築設計事務所 | イエの叙事詩 | 作品 | 300 | |
佳作A | 岸本 賢 京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 建築学専攻 | 万物は流転する | 作品 | 200 | |
佳作B | 山本 祥史 東京理科大学 大学院 建築学専攻 | 階級の壁を超えて | 作品 | 200 | |
佳作B | 畠山 拓也 九州大学大学院 人間環境学府 空間システム専攻 | The House of Blue Collar | 作品 | 共同制作者/ 高橋 豪志郎 (九州大学大学院 人間環境学府 空間システム専攻) 中山 颯梧 (九州大学大学院 人間環境学府 空間システム専攻) 野嶋 淳平 (九州大学大学院 人間環境学府 空間システム専攻) 福田 拓人 (九州大学大学院 人間環境学府 空間システム専攻) | 200 |
佳作C | 瀬川 育未 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 環境デザイン専攻 | 智の積層 | 作品 | 200 | |
佳作D | 山口 薫平 東京理科大学大学院 理工学研究科 建築学専攻 | 街を所帯する欲望の住処 | 作品 | 50 | |
佳作D | 德永 晋 九州工業大学 大学院 建設社会工学専攻 | 超画一社会と欠陥住宅 | 作品 | 50 | |
佳作D | 岡田 夏樹 日本大学 生産工学部 建築工学専攻 | 中産階級の美学/ サヴォア邸により共鳴する世界の富 | 作品 | 50 | |
佳作D | OUNCHANUM PIYACHON 京都工芸繊維大学 | Hopewell : public area for all age and all people. | 作品 | 50 | |
合計11件 | 総額 1,900 |