入選
A Box with 100 LAYOUTS
Samuel Tan
北海道大学 大学院 工学研究科 都市環境工学
住居には、構築(誕生)し、躍動(生活)し、衰退していくという人類の営みに似たライフステージが用意されている。 その流れの中で構築と躍動においてサステイナブルの質の向上が図れるかによって、衰退の訪れを遅らせることが可能である。サステイナブルな住居は自然現象などの 巨視的な面と素材、有用性、住居自身のデザインなどの微視的な二面について考えなければならない。 25年以上の耐えうる住居は、居住者自身の変化し続ける環境・心境も考慮しなければならない。 本来、その都度、生活様式が変化しなければならないが、現在の状況においての居住者の選択肢は諦めるという消極的な解決か、建て替えや引っ越しなどとても体力、 エネルギーのいるものである。この問題に対して、プラグ・プレイシステム住居で解決を図る。この住居は100種類のレイアウトに耐えうる可動壁を持ち、 それは居住者が体力、エネルギーを加えずに意志通りに劇的に変化するのである。
(平成17年度)第12回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「サステイナブルな住居」
審査員:難波 和彦氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
入選 | 雨宮 廣明 日本大学 大学院 理工学研究科 建築学 | URBAN HOUSING | 作品 | 300 | |
入選 | Samuel Tan 北海道大学 大学院 工学研究科都市環境工学 | A Box with 100 LAYOUTS | 作品 | 300 | |
入選 | 土屋 友香 武蔵野美術大学 大学院造形研究科 | NAGAYA 2XXX | 作品 | 300 | |
入選 | 田中 渉 東京大学 大学院 工学系研究科 建築学 | 『sandbag house』 | 作品 | 共同制作者/ 岩元 真明 (東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻) 椎名 諒 (東京大学大学院 新領域創成学研究科 環境学専攻) | 300 |
入選 | 下田 康晴 広島大学 大学院 社会環境システム | Water Tree House | 作品 | 共同制作者/ 西川 佳香 (広島大学大学院 社会環境システム専攻) | 300 |
佳作 | 髙橋 慎一郎 土の空間工房「SOBATO」 代表 | 廃材の家 | 作品 | 100 | |
佳作 | 小縣 信也 YKK AP 株式会社 | 調湿の家 | 作品 | 共同制作者/ 杉本 英一 (大阪市立大学大学院 都市系専攻) | 100 |
佳作 | 綾城 圭 東京理科大学 理工学部建築学科 | permanent boxes | 作品 | 共同制作者/ 松本 巨志 (東京理科大学 理工学部建築学科) | 100 |
佳作 | 田辺 裕美 首都大学東京 工学研究科 建築学 | SKIN HOUSE | 作品 | 共同制作者/ 塩谷 智樹 (首都大学東京 工学研究科建築学専攻) | 100 |
佳作 | 川島 範久 東京大学 大学院 工学系研究科 建築学 | マチノアルイエ | 作品 | 共同制作者/ 小見山 陽介 (東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻) | 100 |
合計10件 | 総額 2,000 |