優秀賞
小さな連関の構築
白井 雅人
東洋大学 大学院 理工学部 建築学専攻
地球が回る。季節が巡る。太陽が位置を変える。気温が変化する。時に強い日差しが差し、突風が吹き、雨が降る。雨水は山に蓄えられ、川を流れ、海に伝わる。
私たちはこうした変化し続ける大きな自然環境の連関の中に生きている。それらは建築行為とは切り離せない関係がある。しかし近年、技術が発展するとともにその関係は希薄化し、見えにくくなってしまった。
「働きものの住宅」とは、変化し続ける大きな自然環境の連関の中に身を委ね、生活の中に小さな連関をつくり、自然環境の恵みを最大限享受できる働きをもつ住宅ではないかと考えた。
そこで環境をつかまえ、生活に還元する建築の部分を考案し、それらが連関し合うように全体を構築する住宅を設計した。
住宅内で生まれる小さな連関が環境との対話をもたらし、微細な変化を愛し、喜びや発見に満ちた生活が営まれるだろう。
小さな連関を構築するために働く住宅は、私たちに 何か はたらきかけている。
私たちはこうした変化し続ける大きな自然環境の連関の中に生きている。それらは建築行為とは切り離せない関係がある。しかし近年、技術が発展するとともにその関係は希薄化し、見えにくくなってしまった。
「働きものの住宅」とは、変化し続ける大きな自然環境の連関の中に身を委ね、生活の中に小さな連関をつくり、自然環境の恵みを最大限享受できる働きをもつ住宅ではないかと考えた。
そこで環境をつかまえ、生活に還元する建築の部分を考案し、それらが連関し合うように全体を構築する住宅を設計した。
住宅内で生まれる小さな連関が環境との対話をもたらし、微細な変化を愛し、喜びや発見に満ちた生活が営まれるだろう。
小さな連関を構築するために働く住宅は、私たちに 何か はたらきかけている。
(2019年度)第26回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「働きものの住宅」
審査員:中村 好文氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
優秀賞 | 馬場 隆介 鹿島建設 建築設計 | 働きものシェルター ‐Shelter Overlapping with Wind‐ | 作品 | 400 | |
優秀賞 | 白井 雅人 東洋大学 大学院 理工学部 建築学専攻 | 小さな連関の構築 | 作品 | 共同制作者/石井 桃子 (札幌市立大学デザイン学部デザイン学科) | 400 |
奨励賞 | 安田 星香 福井大学 工学部 建築・都市環境工学科 | Re Light House | 作品 | 350 | |
秀作 | 坂本 真希 崇城大学 大学院 建設システム開発工学専攻 | シャル・ウィ・ハウス | 作品 | 共同制作者/大城 翔茂 (崇城大学 大学院 建設システム開発工学専攻) | 300 |
秀作 | 落合 諒 東京理科大学大学院 理工学研究科建築学専攻 | モノが彩るイエの灰インフラ | 作品 | 共同制作者/ 七五三掛 義和 (フリーランス) | 300 |
佳作 | 山本 康二 豊田工業高等専門学校 建設工学 | Gnomes’ Village | 作品 | 150 | |
佳作 | 江邨 梨花 日本大学生産工学部建築工学科 居住空間デザインコース4年 建築意匠 | 夏、雪室で会いましょう | 作品 | 共同制作者/鈴木 輝 (千葉大学融合理工学府 地球環境科学専攻都市環境 システムコース博士前期課程) | 150 |
佳作 | 楊 翌呈 東京理科大学大学院 理工学研究科建築学専攻 | 私と干潟の故事 | 作品 | 共同制作者/青山 実樹 (東京電機大学大学院 未来科学研究科建築学専攻) | 150 |
佳作 | 佐藤 稜 三重大学大学院 工学研究科 建築学専攻 | めぐる雨、あしたへ生きる | 作品 | 150 | |
合計9件 | 総額 2,350 |