秀作
シャル・ウィ・ハウス
坂本 真希
崇城大学 大学院 建設システム開発工学専攻
共同制作者/大城 翔茂
今回提案する「シャル・ウィ・ハウス」は、住人の生活の中から電気を作る住宅である。
近年、技術革新が目覚ましく、ワンタッチですべてが完了する装置や、指示がなくともAIが判断して動く仕組みなど、夢のような技術が次々と実用化されつつある。しかし、私たち人間が「出来る事」さえも機械に任せることが当たり前になっており、それだけではなく「スタイリッシュ」や「最先端」と積極的なものと受け取られている。このままでは、いつか、私たちの暮らしを、誰が暮らしているのかわからない時代が来るのではないだろうか。「働きもの」が「お節介もの」になりつつある現代で、現代の技術を人の進歩にも取り入れていく仕組みを住宅との関係の中で作りたいと思った。今後の「暮らし方」への理想も込めて、人間の感覚的に感じ取りやすい方法で住宅と手と手を取り合い、力を生み出していく仕組みを、間取り・回転扉・「住宅の手」によって表現した。
近年、技術革新が目覚ましく、ワンタッチですべてが完了する装置や、指示がなくともAIが判断して動く仕組みなど、夢のような技術が次々と実用化されつつある。しかし、私たち人間が「出来る事」さえも機械に任せることが当たり前になっており、それだけではなく「スタイリッシュ」や「最先端」と積極的なものと受け取られている。このままでは、いつか、私たちの暮らしを、誰が暮らしているのかわからない時代が来るのではないだろうか。「働きもの」が「お節介もの」になりつつある現代で、現代の技術を人の進歩にも取り入れていく仕組みを住宅との関係の中で作りたいと思った。今後の「暮らし方」への理想も込めて、人間の感覚的に感じ取りやすい方法で住宅と手と手を取り合い、力を生み出していく仕組みを、間取り・回転扉・「住宅の手」によって表現した。
(2019年度)第26回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「働きものの住宅」
審査員:中村 好文氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
優秀賞 | 馬場 隆介 鹿島建設 建築設計 | 働きものシェルター ‐Shelter Overlapping with Wind‐ | 作品 | 400 | |
優秀賞 | 白井 雅人 東洋大学 大学院 理工学部 建築学専攻 | 小さな連関の構築 | 作品 | 共同制作者/石井 桃子 (札幌市立大学デザイン学部デザイン学科) | 400 |
奨励賞 | 安田 星香 福井大学 工学部 建築・都市環境工学科 | Re Light House | 作品 | 350 | |
秀作 | 坂本 真希 崇城大学 大学院 建設システム開発工学専攻 | シャル・ウィ・ハウス | 作品 | 共同制作者/大城 翔茂 (崇城大学 大学院 建設システム開発工学専攻) | 300 |
秀作 | 落合 諒 東京理科大学大学院 理工学研究科建築学専攻 | モノが彩るイエの灰インフラ | 作品 | 共同制作者/ 七五三掛 義和 (フリーランス) | 300 |
佳作 | 山本 康二 豊田工業高等専門学校 建設工学 | Gnomes’ Village | 作品 | 150 | |
佳作 | 江邨 梨花 日本大学生産工学部建築工学科 居住空間デザインコース4年 建築意匠 | 夏、雪室で会いましょう | 作品 | 共同制作者/鈴木 輝 (千葉大学融合理工学府 地球環境科学専攻都市環境 システムコース博士前期課程) | 150 |
佳作 | 楊 翌呈 東京理科大学大学院 理工学研究科建築学専攻 | 私と干潟の故事 | 作品 | 共同制作者/青山 実樹 (東京電機大学大学院 未来科学研究科建築学専攻) | 150 |
佳作 | 佐藤 稜 三重大学大学院 工学研究科 建築学専攻 | めぐる雨、あしたへ生きる | 作品 | 150 | |
合計9件 | 総額 2,350 |